だが,しょせんオンラインRPGから不正アイテムの存在など消すことは難しい(特にオフラインプレイも提供しているPSOでは)。不正アイテムの作成手順から,Ver.2 レアアイテムのコード表みたいなものが流れるまでの時間を止めることはできない。それは必然の流れだということはわかっているけれども…。
ソニックチーム社は,「ファンタシースターオンライン(PSO)Ver.2」のサーバーメンテナンスを13日と14日に行い,不正アイテムを対象に,アカウント剥奪などを行う大掛かりなものとなった。13日の時点で1日間の接続利用停止を受けたユーザーもおり,不正データに対する認識を高める効果があったようだ。
PSOではオンラインに繋いだら,ロビーからチームを作成して,ゲームに参加するという流れになるが,13日夜はチームへの参加が遮られたユーザーが多数いたようで,ロビーが人であふれかえっているような状況だった。不正アイテムを作成したわけでなく,知らないうちに誰かからもらっていたユーザーも,ゲームから遮断をくらっていたり,逆に不正アイテムを作成していても,別のキャラクターデータでならゲームに参加できたりもしていて…。ソニックチームの処置が,もちろんなんの問題もないわけはないのだが,もし,知らずに不正アイテムを持っていただけだという人がたくさんいたのなら,そこまでルールがないがしろにされていたという状況であり,残念な限りだ。まぁ1日の接続停止の場合は,遅くとも15日午前8時以降には接続可能になるとのことなので,それまで待ってみるのが吉。
だがそもそも,(どっかできいたような言葉だが)遊びにはルールが必要だ。遊びだからルールなんかいらない,のではなく,遊びだから必要なのだ。喧嘩にルールはいらないが,スポーツにはルールがある。で,そのルールが気に入らなければ,別の遊びをすればいい。所詮,遊びなのだ。
|